こんにちは!Tanaです!
今回はシャッタースピード(シャッター速度)についてです。
シャッタースピードは、一眼レフカメラに無知な初心者でも聞いたことがある、なんとなく知っているという方も多いと思います。
シャッタースピードはカメラのとても重要ポイントです。
知らない人はもちろん、ちょっとだけ知っているという人も改めて知って欲しいです。
写真のブレの主な原因は「シャッタースピード」

シャッタースピードとはカメラが「光りを取り込む時間の長さ」
シャッターボタンを押すと光がセンサーに当たります。
簡単に言うと、光をカメラの中に取り込みセンサーに当てる時間の長さを「シャッタースピード」と言います。
「カシャッ」と鳴っている間カメラは光を取り込んでいる
どんどんカメラのシャッタースピードを遅くしていくと、最初は「カシャ」だったのが「カ………シャ」となります。
音が鳴っている間、カメラは1枚の写真の為に記録し続けているんです。
撮影している間に、カメラを持つ手を少しでも動かそう物なら、写真がブレてしまいます。
だって、最初にカメラが見た風景と、撮影が終わる時にカメラが見てる風景が違うんですもん。「ブレ」は健気なカメラが、あなたの為に、自分が見ている風景を必死に撮影しようとしてくれている証です。
動いている物はシャッタースピードを速くせよ
「シャッタースピードを遅くすると手ぶれが起きやすくなる」という事は必然的に、動きの速い物を撮影する際は、シャッタースピードを速くしなければならないという事です。
特に、子供を撮影しようと考えている方は、要注意です。年齢が幼ければ幼いほど、止まっていられない子が多いので、あまり、シャッタースピードを遅くする事はオススメしません。
カメラに表示されている数値が大きければ大きいほどシャッタースピードが速い

カメラに表示されている数字は「1/○○○○秒」の「○○○○」の部分だけが表示されているカメラも多いかなと思います。写真はNikonですが、「250」と書かれた所がシャッタースピードです。(メインのディスプレイは「1/○○○秒」で表示されている事がほとんど)
○○○○の部分の数字を大きくすればする程、シャッタースピードが速くなり、ブレにくくなるというわけです。(実際には小さい値になってるんですけどね)
初心者は「数字が大きいとブレにくい」とだけ、とりあえず覚えておいてほしいです。
一点要注意なのが「○○”」のように数字の右側に「”」がついた時です。
「”」がついた時は、逆に数字が大きくなればなるほど、シャッタースピードが遅くなります。
ただ、「”」は1/○○○では補えない暗さになった時に出てくる為、初心者はまず使用する事は無い(三脚を使用しないと100%ブレる)ので、何度も言いますがとりあえず「数字が大きいとブレにくい」とだけ覚えればいいかなと思います。
自分の「ブレない限界値」を知る

止まっている物や動きの遅い物は「1/125秒」が大体の目安
撮影する物や状況によりますが、大体「1/125秒」までがブレづらい大体の目安ではあります。
ただ、例えば「運動会を撮影したい」など、動きが速い場面の撮影時はもっと速度を速める必要があります。
動きが速い物を撮影する時は、明るい日中に撮影する事を強くオススメします。
カメラの設定を「S」もしくは「Tv」にして撮影してみる

「S」や「Tv」は「シャッタースピード優先モード」を指します。
このモードを使用して同じ風景を、どんどんシャッタースピードを遅くしていき、自分がどこまでブレずに撮影が可能なのか試していくと、後々、実際に撮影する時に判断に迷う事が少なくなります。
また、このモードは動きのある物を撮影する時などに使えるので、慣れておくと便利です。
シャッタースピードを利用した撮影方法もある

シャッタースピードを遅くすると動きのある写真が撮影できる
例えば、滝がまるでヴェールのようになっている写真ありますよね。
あれは、わざとシャッタースピードを遅くして撮影しています。

逆に速くすると水滴の細かい動きが撮影できます。

あとは、夜の星の写真で、星の動きが線のようになっている写真ってよく見ますよね。あれは、シャッタースピードを超遅くしてるんです。
こんな感じで、シャッタースピードを速くしたり、遅くしたりする事でも、全く印象の違う撮影ができるんです。
どうしてもシャッタースピードを落としたい時は三脚を使う
「夜景を撮影したい!」等、どうしても手ぶれが起きてしまうシャッタースピードで撮影したい時は、「三脚」を使いましょう。
写真の幅も広がります。
「シャッタースピード」・「F値(絞り)」・「ISO感度」の関係性

写真の明るさはシャッタースピード、F値(絞り)、ISO感度のバランスが大切
ここまで「ISO感度」や「F値」についてお話して、今回「シャッタースピード」をお話しました。
簡単にまとめると…
- 「ISO感度」写真を明るくするが上げすぎると写真がザラつく。
- 「F値」ボケを調整する。
- 「シャッタースピード」1枚の写真の撮影時間。
「ISO感度」と「F値」の記事を読んでくださった方は、この3者のバランスが写真に重要なのがわかったと思います。
ISO感度
F値
撮りたい写真、その場の状況によって臨機応変に変更する
「暗い所・明るい所どちらで撮影するのか?」「後ろの方までピントをクッキリ合わせたいのか?ボケを生かした写真にしたいのか?」「動きが速い物を撮影するのか?止まっているものを撮影したいのか?」等、その時撮りたい写真によって設定を変えれば様々な可能性を見いだせます。
手軽さはスマホのカメラに負けますが、撮影幅が広く可能性が大きいのが一眼レフの魅力だと思います。
まとめ
- 写真のブレの主な原因は「シャッタースピード」が遅すぎるから起こる。
- 自分の「ブレない限界値」を知るには「シャッタースピード優先モード」で試してみる事がオススメ。
- シャッタースピードを利用して写真の幅を広げる事もできる。
- 「シャッタースピード」・「F値(絞り)」・「ISO感度」をその場に応じてバランス良く設定して写真を撮っていく必要がある。
これまで、1つ1つ設定を覚えて頂く為に、限定的な撮影方法で撮影して頂きました。
これからは、「シャッタースピード」「F値」「ISO感度」を全てフルで活用して撮影してみましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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